【聖帝】3Dプリンタで色んなチョコ型を作ってみたかった【イカ】
今週のお題「バレンタインデー」
今日は2月14日、バレンタインデー。
うちには3Dプリンタがあるので、チョコの型が作れるんじゃないかと思い、色々挑戦してみた。
チョコの素
型に流し込むチョコはNUT2decoのキャンディライターというものを使用した。
電子レンジで温めるだけという手軽さから、今回チョコを作ってみる動機になったといっても過言ではない。
とりあえず、普通のチョコ色、赤、白、黄色、緑、水色の6色を購入した。
アメリカ産なので、チョコの色がかなりケバい。
六角形
まず最初に、簡単なものからということで「六角形」の型を作ってみた。
これはうまく出来た。
複数並べるとボードゲームか大戦略を思い出す。
食べられるボードゲームとか面白そう。
しかし、積層式の欠点である、積層痕がそのままチョコにもついてしまうので見た目があまり美味しく見えないかもしれない。
また、六角形を作っている最中アクシデントがあり、2本のキャンディライターが犠牲になった。
普通のチョコ色のキャンディライターを使っていたが、電子レンジで温めすぎてチューブに穴が開いてしまい使えなくなってしまった…。
次に、白色のキャンディライターを使っていたが、チューブの出口の穴が小さすぎていくら握っても出ず、力を入れすぎたら後ろ側に穴が開いて飛び出てしまった…。
以後、温めすぎるのとチューブ口の穴の大きさには細心の注意を払うようにした。
聖帝サウザー
六角形で気を良くして複雑な形状に挑戦してみた。
題材はなぜか聖帝サウザー。
作り方は、
それを、123D Designでインポートし、Excude等で立体化。
立体化したドヤ顔を"Combine"->"Subtract"で立方体から型抜き。
"Shell"で余分な領域を削って1mm程の厚みにする。
いっぱい並べて出力。
チョコを流し込んで30分ほど冷蔵庫で冷やして完成。 恐い…。
結果は、大失敗。
辛うじて口元でサウザーっぽく見えるが、離れてみるとウホッいい男の阿部さんに見えてくる。
最初は、溝の深さを1mmにして出力するも、溝にチョコがハマって抜けなくなって失敗。
次に、溝の深さを0.5mmにして出力してみたが、精度の問題からかほとんど高低差がなくなって顔の表情がほとんどわからなくなってしまった。
あと、型の傾斜が急すぎて衝撃を与えても中々抜けなかった。
衝撃を与えすぎて青は割れてしまった。
スプラトゥーンのイカ
聖帝を複数作ってもまだまだチョコが余っている状況。
このまま捨てるのはもったいない…。
せっかくカラフルなチョコがあるので、スプラトゥーンのイカアイコンも作ってみた。
聖帝の時と同じようにイラレでパスを引いてSVGで出力したものを、123D Designにインポートして立体化して出力。
それにチョコを流し込む。
イカなので、イカ入りで。
半分くらいまでチョコを流し込み、千切りした裂きイカを入れ、その上からチョコをかけて閉じ込める。
冷蔵庫で30分冷やして完成!
パッと見おいしそう。
食べてみたが、意外とうまかった。
が、一緒に食べた人は凄い顔になっていた。
自分の味覚はおかしいらしい。
まとめ
結論としては、積層式の3Dプリンタでは綺麗に型作りは出来なかった。
課題
- 積層痕が目立って美味しそうに見えない
- フィラメントPLAは硬すぎてチョコを型から抜くときに苦労する
- 細い溝に空気が詰まって穴になってしまった。溝に行き止まりを作らないほうがいいかも
- 型の傾斜は45~60度程度がいいかも。急すぎると型から抜くときに苦労する
以上のことから、3Dプリンタで型を直接出力するより、出力したものを表面処理して、そこから食品用シリコンで型をとったほうが完成度が上がると思う。
簡単な方法なんて無かったんや…。
参考
2DイラストをSVG形式で123D Designにインポートするアイデアはこちらを参考にさせていただきました。
キャンディライターの販売元、NUT2deco
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