今更旧Raspberry Pi Zeroをセットアップした時のメモ
Maker Faire Tokyo 2016に向けて、もう一つ何かを作る必要が出てきたので、発売当初に買ったまま放置していたRaspberry pi Zero(以下、パイゼロ)のセットアップを行った。
現在のパイゼロは、カメラモジュール用の端子が付いているが、自分が買ったものはそれより古い初期バージョンなので端子は付いていない。
以下は、セットアップの際に行った作業のメモ書きである。
Raspbian OSの用意
まずは、Raspberry PiのOSであるところの、Raspbian OSを書き込んだマイクロSDカードを作成する必要がある。
これらの作業は、Windows10で行った。
OSのディスクイメージを作成
- 上記サイトからRaspbian JessieのディスクイメージをDLして解凍。
- マイクロSDカードをPCに接続。
- SDFormatterでSDカードをフォーマットする。
- Win32DIskImagerでRaspbian Jessieのディスクイメージを書き込む。
- 出来上がったSDカードを、パイゼロに差し込んで起動。
起動すると、デスクトップ画面が立ち上がる。
パイゼロはUSBポートがマイクロBな上に1つしかポートが無いので、USBハブが無いとマウスやキーボードが使えない。
今回は家に転がっていたUSBハブにキーボード、マウス、wifiドングルを接続した。
wifi設定
wifiドングルをUSBポートに接続。
ちなみにドングルは下記を使用。
ターミナルから以下のコマンドを実行。
$ lsusb
すると、接続されているUSB機器の一覧が表示される。
その中にwifiドングルの物があれば認識されている。
デスクトップ画面の右上にある、PCに×が付いたようなアイコンがwifi設定アイコン。
それをクリックするとアクセスポイントが表示されるので繋ぎたいアクセスポイントを選択する。
パスワードやアクセス制限などは各社の無線LANルータの設定を確認すること。
とりあえず、upgradeとupdateしておく
$ sudo apt-get upgrade $ sudo apt-get update
どちらかを行ったところ、wifiの接続が切れたので、再起動したら直った。
日本語表示
普通に設定画面から日本語化を選択すると、文字化けして何がなんだかわからなくなる。
原因は日本語フォントが入ってない為で、先に日本語フォントをインストールする。
ターミナルから以下のコマンドを実行。
$ sudo apt-get install ttf-kochi-gothic xfonts-intl-japanese xfonts-intl-japanese-big xfonts-kaname
日本語フォントインストール後に、設定から日本語化を行って文字化けしなければ問題なし。
日本語入力
このままでは日本語表示できても日本語入力ができない。
ターミナルから以下のコマンドを実行。
$ sudo apt-get install uim uim-mozc
uim(Universal Input Module)インストール後、一旦再起動。
再起動後、「全角」キーを押すと日本語入力可能。
zshインストール
ターミナルから以下のコマンドを実行。
$ sudo apt-get install zsh
起動時のシェルをzshに変更
$ chsh -s /usr/bin/zsh
とりあえず、少し凝った.zshrcを~/.zshrcに設定。
https://gist.github.com/mollifier/4979906
再起動したらzshで起動してターミナルの文字に少し色が付いていたら問題なし。