カイワレスタイル

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プロジェクションシューティングゲームを作ってみた

モバイルプロジェクターとスマホを組み合わせて投影式の3Dシューティングゲームを作ってみた。
まずは動画から。

youtu.be

暗くてわかりにくいが、壁の中を懐中電灯で照らして、敵を撃破するようなゲームになっている。


ゲームルール

実験なのでゲームと呼ぶにはあまりにも単純だが、
前方から迫ってくる敵の方にカメラを向けて狙い、画面をタッチでショット発射。
目の前まで敵が迫ってくるとダメージ。
3回ダメージを食らうとゲームオーバー。
一応徐々に敵が増えて難しくなるようにはしている。


仕組み

仕組みは非常に単純。

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スマホとモバイルプロジェクターを一緒に持つ。
スマホの傾きをジャイロセンサで検出し、ゲーム中のカメラの向きに反映させる。
その映像をスマホからHDMIケーブルで接続したモバイルプロジェクターで壁に投影。
見たい方向にスマホとプロジェクターを向けることで、懐中電灯の光で壁の中の世界を覗いているような感覚を味わえる(当社比)
ゲーム部分はUnity製。
最大の利点は、必要機材がモバイルプロジェクターとスマホと接続ケーブルだけなので取り回しが非常に楽な点。 壁と暗闇があればどこでもプレイ可能。
今回はiPhone6Plusを使用した。
ちなみに、画面の左下に見えるのはカメラの向きのリセットボタン。


作ってみて

壁の中を覗いてるような感覚はまぁまぁ出せたと思う(動画ではわかりにくいのが辛い)
iPhone6Plusのジャイロセンサはそこそこ精度はいいが、やはり急激な変化には追従できないようで若干ずれる。
まぁ簡単に作れるのでそこら辺はトレードオフか。

当初はスマホにヘッドホンを付けて左右の音で敵が出てくる方向を察知できるようにしたかったが、HDMI接続のせいで音声がプロジェクターのモノラルスピーカーで再生されてしまった。
プロジェクターにもヘッドホン端子はあったがノイズが酷いのと音声がモノラルになってしまっていて聞き分けできなかった。
敵の出現音がソナー音っぽいのはその名残。
まぁ簡単に作れるのでそこら辺はトレードオフか(2回目)

初めはメディアアート的な作品にするつもりだったが、気がついたらゲームになっていたのは職業病だと思う。


使用素材など

シェーダー

壁や敵の格子状の模様は、こちらのシェーダーを参考に頂点&フラグメントシェーダーに書き起こし、輪郭線を追加した。

wonderpla.net

効果音

on-jin.com

pocket-se.info

www.skipmore.com

commons.nicovideo.jp

commons.nicovideo.jp